創業者メッセージ

息づくDNA

テックファーム取締役会長筒井 雄一朗

未来を見据えた創業当時の想い

テックファームの創業は、1998年1月。
この頃はインターネットを使っている人がとても少なく、名刺にインターネットのメールアドレスを載せている人も少ない時代でした。そして、建築業界の大手ゼネコンと似た構造を持っているシステム会社が、大きな汎用機などを中心にシステムソリューションを展開していたことが主流であった時代であり、インターネットの到来とともに業界が大きく変化する時代がやってこようとしていたときでした。
今後は「様々な仕組みがネットワーク上で繋がり色々なテクノロジーが使われるようになっていく中で、これまでのやり方では、お客様が先々に手を打ちながらシステムを経営に取り込んでいくことが、難しくなっていくだろう」と考えていました。
そこで、私を含むテックファームの創業メンバーは、一人ひとりがプロフェッショナルになって、色々なテクノロジーを取捨選択し、常に新しいものを見ながら、お客様に一番最適なサービスを提供できる集団になっていきたいと考えました。
社名の由来は、法律事務所のローファームからとってきています。法律事務所は、様々な専門分野の弁護士がおり、法律や判例を応用してお客様にその分野のプロとしてサービスをしています。同様に、我々はテクノロジーを応用してお客様にサービスをするプロフェッショナル集団でありたいという想いで会社を立ち上げました。

成長し続けるために我々が目指したこと

「会社を立ち上げて軌道に乗せるまでは、とても大変でした。
この業界は受注した大手企業を中心としたプライムベンダー(お客様と直接取引する1次請負企業)が、2次請負企業に発注し、それを3次請負企業が開発するといったビジネス形態が多くを占めています。多くの歴史の浅い開発会社、小規模な開発会社は、ビジネスリスクが少ない常駐派遣型のビジネスを行っているところがほとんどになります。しかし、派遣型のビジネスでは、我々の技術力や経験を元にして、直接お客様に提案したり、サービスを提供して価値を感じていただくことが難しい。そのためテックファームは、例え営業面、資金面での困難さ、リスクがあっても、自分たちの価値を提供できなければ企業としての存在意義がないと考え、あえて創業当初から受託の事業形態でお客様にサービスを提供してきました。
そして、実績を積み重ね、信用を勝ち得て、プライムベンダーとしての我々が有ります。
もちろん、勝手にそうなったのではなく、創業当初の困難さを乗り越えられたのには2つの戦略ポイントが有りました。
ひとつは、市場も大きく、営業的にも比較的楽であった、当時主流のレガシーシステムで勝負するのではなく、常に世の中で最先端をいき、次の時代を担うようなテクノロジーを見据えながら、お客様に我々独自の提案をし続けたことです。新しい提案をし続けることで、「この会社にやらせてみるか」と声をかけて下さるお客様がたくさんいらっしゃいました。そんな中、NTTドコモのプロジェクトに声をかけて頂くことができました。iモードが立ち上がるちょうど一年くらい前です。そこから少しずつ少しずつ会社が成長していくことができました。
もうひとつは、開発して終わりではなく、サービスを提供し続けることです。お客様と密接に一緒になって苦労しながら、長い期間をかけてお客様の日々の運用業務やビジネスのバックアップをしていくことを目指しました。
そして、リーマンショック後、システムの構築費用の予算をとるのが厳しい時代がやってきます。このとき、会社の構造を変え一人あたりの売上を倍にしなければ、会社として次の成長はないと考え、いまの代表取締役社長兼CEOである千原が陣頭指揮を取り、構造改革をしていきました。

このことにより、技術者だけの集団ではなく、色々なプロジェクトのマネジメントや営業企画をやるメンバーが揃っていき、よりお客様のビジネスの根幹に入りながら、我々のサービスを提供できるようになりました。
この2つが会社として、大きなポイントだったと言えます。
お客様に一番良いものを提供し、お客様のビジネスが成長するためのバックアップをしていくためには、我々は何をやり続けなくてはいけないのかを常に考え、我々の強みとどこでマッチングするのかを考え続けています。
我々のDNAは、もちろんテクノロジーだけではなく色々なものがあるのですが、「お客様のビジネスが成功しない限り、我々のビジネスも成功しない」という想いを持ち、サービスを提供することが根幹であり、そこから次の選択肢を見つけていくということが成長へと繋がっているのです。

社員のやりがいをはぐくむためのビジョン

社員の選択肢を創りたいと、一番大きく思っています。
会社は色々な組織、色々な役割から成り立っています。また、世の中はインターネットをベースに東京だけではなく日本各地や世界各地を結んだグローバルな広がりを見せています。
今は受託開発が中心ですが、会社の領域を広げ、我々の商品を展開していくためには、お客様に我々のサービスを提供できるチャンスを生み出していかなくてはいけません。会社のビジネスの幅が広がっていくことは、社員にとって自分の人生の選択肢を増やすことに繋がります。
これから自分たちの力をマーケットに転換していき、そのカテゴリーを増やすとともに、展開する地域や場所も増やしていき、会社として社員と、そしてお客様とより成長できる会社にしていきたいと考えています。