INTERVIEW
YASUHIDE MATSUMOTO

新型コロナウイルスで起きた変化
Afterコロナに向けた在宅勤務事情

プロジェクトマネージャー
松本 康秀
2019年中途入社

Q.リモートワークでのコミュニケーションにおいて大切にしていることはありますか?
※2020年6月現在

リモートワークでのコミュニケーションの要は「雑談」

メンバーとのコミュニケーションでは、「雑談」を大事にしていますね。
メッセージの文章も、真面目に話す話題とラフに話せる話題で文章の雰囲気を変えるようにしています。例えば、チャットツールで絵文字を入れたり、文章を柔らかい口調で書いたりして会話のハードルを下げる工夫をしています。リモートワークで常に硬い文面だと、受け手も気が抜けなくてツライですからね。

とはいえ、リモートワークを始めたばかりの頃は、「会話が大事だ!」という思いから一生懸命話しかけてはみたものの、PCの画面越しでは思ったほど反応がなくてちょっと悲しかった・・・なんてこともありました。後から思い返して、「コミュニケーションの押し売りだったかな」と反省しました。なので、今は雑談を大切にしながら押し売りしないよう、メンバーの様子を見つつお互いに話しやすい関係を作っています。

Q.リモートワークでのメンバー育成はどのようにしていますか?

メンバーを教育する時は、“共感”と“やってみせる”ことを意識

仕事での挑戦や成功、上手くいったこと、上手くいかなかったこと、とにかく全部拾ってあげて、できれば達成感も共感してあげたいんです。
同じオフィスにいればさっと声掛けできますが、リモートではそうもいかないので、感想を“文字で伝える”といったリモートならではの工夫をしています。
簡単なことですが、気持ちを文字にすることで、本人がどう思っている(上手くいった、上手くいかなかった)のかを具体的に知ることができるんです。
メンバーの気持ちを少しでもいいから知ることが僕にとってすごい重要!「あれは良かったよね」という共通の話題でメンバーとの距離も縮まりました!

未経験の仕事をする時って何から手を付けたらいいのか、どうやって進めたらいいのか、困りませんか?僕も困った経験があるので、メンバーが未経験の仕事をする時は、まず“自分がやってみせる”というやり方を取り入れています。技術的なものではないミーティングや顧客調整といった顧客折衝に関する部分では、このやり方をすることが多いですね。

リモートワークだとWeb会議で「オーディエンスとして参加してね」と言えば参加ハードルも下がりますし、自分のやり方を見せる機会も増やせるので、なるべく参加してもらうようにしています。
今は要件定義フェーズでお客様とのミーティングが非常に多いので、ファシリテートの仕方や課題の整理を見て勉強してもらえる機会が多く作れていると思います。

自分がやってみせたうえでお題を与えて、同じように出来るかをトライしてもらうと、上手くいった場合でもそうでない場合でも、メンバーの方から自発的に理由を考察して分析するアクションを取ってくれることが多くなりました。

こんな風に“共感”と“やってみせる”を意識してきて、嬉しかったエピソードがあります。
若手メンバーと仕事をしていた時、そのメンバーから「松本さんのやり方を真似して、協力会社さんやお客様と接したらうまくいった」とコメントをもらいました。
自分が心掛けてやっていることが、日々一緒に仕事をしているメンバーにも伝わっていたんだなと驚きました。特に、そういったことに興味が薄いと思っていたメンバーからの反応だったので、嬉しかったです!
自分のふるまいを見せることも大事なのだと改めて気付いた瞬間でした。

Q.リモートワークにてどのようにメンバーをフォローしていますか?

「自分で考えて決める・進める」ための土台作り

メンバーをフォローする時は、“自分で考えて決める・進める”というプロセスが損なわれないように、手を差し伸べ過ぎないことを心掛けています。
手を差し伸べ過ぎないといっても、リモートワークだと、進んでいるのか、止まっているのか、悩みがあるのかないのかが捉えにくいので、相談しやすい環境を作ってあげることを第一にしています。
例えば、僕にきた連絡へのリアクションは漏れなく、早くを基本に。
リモートで顔が見えない相手とのやり取りで反応がないと、途端に難しさを感じることってないですか!?近くにいるような「聞きやすさ」、「話しやすさ」を僕は実現したいんです。
すぐに応えられなければリアクションアイコンだけでも押すか、「今は無理だけど、後で返信するね」的な一言はメッセージで送ります。

他にも、「ここはきっとつまずくはずだ」と思い当たるポイントについて、特に何も反応がなかった場合は、極力、様子を確認するようにしたり。
ちょっと手間ではありますが、見えない分、こちらから“つつく”というのを大事にしています。

あと、任せた仕事の「ゴール」が何なのかを共有しておかないと相談しにくいと思うので、しっかりやるようにしています。
期限とかアウトプットとか、ゴールを具体的にするほどそれを目指そうと動いてくれますし、ゴールを共有する中で、一緒に取り組んでいる感も作れれば相談しやすさにもつながりますしね。
リモートワークだと文章でやりとりすることが多くなるので、期限やアウトプットなどが後で見返せるのはメンバーにとってもメリットがあるみたいです。一方で、文章だけでは伝わらないことも多いので、ちょっとでも話がかみ合わないなと思ったらすぐにWebをつなぎます。

若手だから、経験が浅いから、といって任せることに過度な制限をつける必要はないと思っています。問題があればフォローできるように状況は知っておく必要はありますが、任せた方が本人の経験になって成長できたというケースがこれまでも多いですね。

Q.自宅に家族・子供がいる状況で、円滑にプロジェクトを進められるよう工夫した点はありますか?

メンバーに理解してもらい、その理解に感謝

僕は未就学児の子供がいます。参画しているプロジェクトは子持ち家庭がゼロなので、状況のイメージが付かない方が多いです。なので、子供がいる状況で仕事をする状況を細かく説明しました。
ウチの家庭では、妻と私が勤務時間をずらして子供に対応するようにしているのですが、その辺のタイムスケジュールの公開もしましたね。
あとは、「子供が割り込んで仕事が難しい」、「急遽、公園へ連れ出したいので〇〇分中抜けします」、「家庭優先とさせてほしいので早めに業務終了します」など、困ったら細かいことも共有や相談して、状況を知ってもらうように意識しています。そのおかげで、大きなトラブルもなくプロジェクトを進められています。
理解してもらう努力も必要ですが、理解してくれたメンバーにも感謝しています。

Q.コロナの仕事への影響はどう捉えていますか?

トライ&エラーを繰り返し、チャンスと捉える

テックファームでは、通常のプロジェクト以外でも様々な取り組みを通じて、このコロナの非常事態をピンチではなく、チャンスと捉え、積極的に向き合っています!
もちろん、社員同士、顔を合わせて仕事をすることで人の繋がりが出来たり、良いことも沢山ありますが、今回のように想像していなかった非常事態に備えて、自分の働く場所、時間に関わらず、高いパフォーマンスをチームで発揮できることは、変化の激しい今の時代には必要なことだと思います。

今までの通常=「会社に出社して働く」から抜け出し、「どこにいても仕事が出来る」ということは社員の人生の選択肢をより広げ、場所や時間の制約で出来なかったことができるようになる機会でもあります!
トライ&エラーを繰り返しながらも、この状況を受入れ、前向きに楽しむことで、新しい自分が発見出来たり、新しい仲間に出会えることが可能になることを期待しています。
自分自身のキャリアの幅が広がり、またこれまで以上に新しい仲間を世界各国から受け入れる日も遠くないと思っています。

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