INTERVIEW
MAI KIMURA

今までの経験がすべてつながった
サービスデザイナーという職業

サービスデザイナー
木村 真衣
2013年中途入社

Q.今の職種と仕事内容を教えてください。

サービスデザイナーとして
お客様と事業を一から考えています

情報デザイン部でサービスデザイナーという職種についています。サービスデザイナーは、プロジェクトの要件定義の前段階で、お客様と一緒にどのような価値を提供するのか、そのためにはどういうサービスにするのかを検討し、プロジェクトをどのように推進していくかを考えるのが主な仕事内容になります。

現在は、あるメーカーのプロジェクトに参加しています。お客様は、既存の製品を作り続けることに危機感を感じており、会社の成長のために新しい取り組みを考えられていました。そこで、私たちとお客様がチームを組み、一から新規事業を作るプロジェクトがスタートしました。それぞれの意見がぶつかる時もあるのですが、お互い真剣に議論し、最後は納得し合って一つにまとまりますので、このプロジェクトを進めて行くには理想的なチームだと思っています。

Q.サービスデザイナーの仕事内容を詳しく教えてもらえますか?

検証・改善を繰り返して
ニーズに限りなく近づけたものを開発

以前はシステムを作る際、企画の段階で時間をかけてがっちり仕様を決めてから制作に入る、という流れが主流でしたが、最近は、試作・検証・改善を繰り返して、ニーズに限りなく近づけたものを開発する傾向が強まっています。そのプロセスをクライアントと並走してブラッシュアップしていくことがサービスデザイナーの役割です。

サービスデザインには、「使われないものを作らない」というのが根本にあります。企業もそれまでは新しいものに大金を投じていましたが、そんな余裕もなくなってきて、小さくても効率がいいものがいい、と考えるようになってきています。サービスデザインの考え方を取り入れてシステムを作るのは、そんな世の中のニーズとあっているのだと思います。

サービスデザイナーはプロジェクト開始からお客様と接することが多く、また、共有する時間も長いです。今は毎週2回打ち合わせがあり、1回あたり4〜5時間ずっとお客様と一緒にいるので、毎週10時間くらい一緒にいますね。

Q.2014年に中途入社してから、どのようなキャリアを築きましたか?

学生時代の専攻と前職の経験を活かし
サービスデザイナーにキャリアチェンジ

テックファームに入社してから半年くらいは、新規のお客様へ提案することが主な仕事でしたが、提案ごとに業種が違い、求められるものも違うので、営業活動をしながらシステムインテグレーションの領域も勉強していました。その後、金融関係のお客様のプロジェクトマネージャーも経験しました。それから、サービスデザイナーへ職種をキャリアチェンジしたのですが、きっかけは二つありました。

一つは、前職でWebディレクターの仕事についていましたが、そこでやっていた、タスクやプロジェクト全体をオーガナイズしていい結果を出したり目標を達成したりすることが、自分にはやっぱり合っているんだな、と感じたことです。

もう一つは情報デザイン部という新しい部署が作られた時、どういう能力があればできるのかって聞いたら、「エスノグラフィーを知っている人だといいな」と言われたことです。エスノグラフィーに関しては、たまたま大学で社会学や文化人類学を学んで身につけていたので、自分ができるこの二つがあれば役に立てるのかなと思いました。学生時代の専攻、前職での仕事、テックファームで経験したことの全てが、今のサービスデザイナーに繋がった感じです。

Q.サービスデザイナーとして印象に残っているプロジェクトを教えてください。

提案に受動的だったお客様が
自分の言葉で話し始めたプロジェクト

いくつかありますが、一つはエフコープ様の「コープのれいちゃん」のプロジェクトです。福岡の会社だったので移動距離も長く、出張の間は2泊3泊みんなと一緒に過ごすので、メンバーの関係も密になりました。お客様も個性的で要望も多かったのですが、それにみんなでどう応えるかを考えられた、いいチームだったと思います。

この仕事でやりがいを感じた瞬間は、はじめは受動的だったお客様が、打ち合わせを繰り返すうちに自分の言葉で「こういうことですよね」とか、「こういう風にしたいんです」って話し始めた時だと思います。今までやってきたことに納得してくれたんだなって。

また、銀行の案件で、企業の方々に集まっていただきPoCを短期間で実施したプロジェクトも印象に残っています。PoCというのはProof of Conceptの略です。サービスデザインを行う際にはまず仮説を立てるのですが、その仮説が合っているかどうかを手を変え品を変え検証していくプロセスのことです。想定しているメリットが本当に起こるのかどうかを検証する一連の仕組みというか。このプロジェクトはとても大掛かりで、10社の企業の方々と京都で3週間ほど実証実験を行いました。短期間で結果を出せ、ポジティブに人を巻き込む良い経験になりました。

Q.テックファームに入社しようと思った理由と、入社して感じたことは?

雰囲気はほんわか
お客様の要求にはちゃんと答える
職人肌の会社

テックファームに入社する前は事業会社で働いており、ベンダーに入ってみたいなというのが理由の一つです。また、前職の職場は従業員が何千人もいる大きなところで、どうしても全体の仕事の一部しかできませんでした。ある程度最初から最後まで自分で仕事ができそうな規模の会社に行きたいと思ったというのがもう一つの理由ですね。

入社して感じたのは、結構みんな穏やかでほんわかとしているな、ということです。もっとガツガツしているのかなって思っていました。前職ではガツガツとか、トゲトゲしていましたので。

前職の事業会社では、目標達成やKPIの達成など日々数字に追われるあまり、厳しい雰囲気になっていたように思います。テックファームでの仕事は、数字をクリアするのはもちろん大切ですが、それだけが第一目標ではありません。お客様の要望にとことん応えることを大切にし、お客様と一緒にゴールを目指す仕事だから、社内でもお互い協力しあえるいい雰囲気なのだと思います。

このほんわかした雰囲気と、いいものを作るためにはとことん追求する職人肌気質が両立しているのが、テックファームのいいところだと感じています。

Q.今、人生や生活で大事にしていることはありますか?

休日はアクティブに過ごすのが好き
時間の使い方を大切にして
仕事もプライベートも充実させたい

大切にしているのは、時間の使い方や過ごし方です。睡眠時間はきちんと長く取りたいので、起きている時間にできるだけたくさんのことをしようと思って、綿密ではないですけど短い時間でいろいろなことをこなせるように普段から気をつけています。仕事でもプライベートでも、両方ですね。

プライベートの過ごし方は、退社後は馴染みのお店で近所の人たちと食べたり飲んだりしたり、休日はちょっと遠出をすることが多いです。

また、休日の朝はちょっとだけ走ったりもしています。それから、サッカーを見に行くのも好きで、シーズンが始まったら土日のどちらかは観戦しに行きます。私は地元が大阪なので、中学生の頃からずっとガンバ大阪を応援しています。シーズン中は追いかけて遠征して応援したりもします。

MUST ITEM私の必須アイテム

毎朝淹れた「コーヒー」を会社に持参

毎朝家で淹れたコーヒーを水筒に入れて会社に持ってきて飲んでいます。豆は自分で挽く時もあるんですが、近所のコーヒー豆屋さんで全部やってくれるので大体お願いしています。酸味が強いものはあまり好きではないので、いつも苦目のものを選んで買っています。水筒の中身は午前中でほぼ飲みきってしまいます。コーヒーを飲むことで、目を覚ましたり、リフレッシュしたり、やる気を出しています。

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エフコープ「コープのれいちゃん」

エフコープ協同組合様の依頼を受け、冷蔵庫内の食材を管理する会員向けアプリ 「コープのれいちゃん」を開発。企画から開発・運用までお客様と意見交換を繰り返しながら、エンジニア、デザイナー、営業、各専門分野のメンバーが関わった。本当に使われるサービスは何か、追求を重ねたプロジェクト。

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