INTERVIEW
TSUYOSHI KITA

お客様と意見を言い合えるエンジニアを目指して
九大を中退し、専門学校へ

エンジニア
喜多 剛士
2018年新卒入社

Q.どういった経緯でエンジニアを目指されたのですか?

大学中退を経て、専門学校へ

幼いころからものづくりは好きでしたが、特別、エンジニアになることは考えていませんでした。高校時代は、物理が好きで大学でも物理を専攻したいと思い、進路も物理学に決めました。物理が好きだった理由は単純で、問題を解いていて楽しかったから。パズルみたいに解けてイメージしやすいことに面白みをもっていたのだと思います。

2011年4月に九州大学 理学部物理学科に入学しました。しかし、大学2年生の後期頃に「なにか違う」と思い始めました。
物理って本当にアカデミックで。そのまま研究内容をいかして仕事に出来るのは本当に一部のエリートだけで、他は教授とか…という先輩方の進路を見て違うと思い、迷走しはじめました。

何のために、自分はいま物理を勉強しているのか、分からなくなってしまっていました。
このままでは良くない未来が待っているな、と思ったのが正直な気持ちです。物理は、自分がやりたいことではない、とはっきり分かってしまいました。大学を中退することに躊躇はなかったです。

両親はやりたいようにやらせてくれました。考えた結果なのであれば、やっていいよと言われ、2013年9月に中退しました。
どんな方向性に進むべきか、改めてオープンキャンパスに行ってみて…、と色々考えてはいたのですが、夏休みで地元に帰ったときに、情報系を専攻している友人が「プログラミング楽しいよ」と言っていたのでちょっと惹かれてやってみたら虜になってしまったんです。

このままプログラミングを極めようと思い、情報系の専門学校に進学し直しました。

Q.プログラミングのどんなところにハマったのですか?

新しいことに出会えるワクワク

大学の教養科目でC言語は習っていたのですが、楽しいってこともなかったんです。
コマンドライン上でのプログラミングだけでしたし、新しいものに触れたな、と思ったくらいですね。

でも実際しっかりとやりはじめたら、視覚的に結果が出るものがもう面白くて。
自分でなにがしたいか考えてその結果が見える、自分がやりたいことが反映されているのが目に見える。これが一番大きかったです。言われたとおりにやる、というよりも自分でなにかやる方が好きだったのもあると思います。プログラミング楽しいって心底思っていました。

九大を中退したことは、挫折とみる人もいるかもしれないですが、僕の中では挫折ではないんです。専門学校に進んで、本当に良かったと思っています。
新しいことに出会えることにワクワクして、たまに授業そっちのけで調べていました。技術系のニュースサイトを見つつ、ライブラリをたどって、ああこういう使い方があるんだ、使ってみよう、って気になったものを調べていました。本当に、技術って色々なものがありますけど、すごい人達がつくっているんだな、すごいなって思うんです。誰がこれ考えたんだよ、っていう感覚に近いっていうんでしょうかね。

Q.テックファームに入社した経緯を教えてください。

尊敬する人との出会い

なにかものをつくりたいという想いがあったので、専門学校卒業後はエンジニアになると決めていました。エンジニアといっても、色々種類はあると思いますが、自分でちゃんとつくる、ということを軸に活動していました。

就職活動では、自社サービス系の会社も、SIerも選考を受けていました。
選考を受けるなかで、自ら問題をつかみにいかないといけない自社サービス系よりも、すでにある問題・課題に対してどうアプローチするか、というやり方のSIerのほうが自分の考え方に合っているかなと思い、結果的にテックファームに入社しました。

テックファームとの出会いは、逆求人イベントでした。役員の石立との面談は今でも覚えています。自分が専門学校時に取り組んでいた変わった技術の話をしたら、すごく面白がってくれて。
「自分でわざわざ技術的に困難な選択をし、その上で課題を完了させているのは素晴しい。その後で自ら『これを選択したのは間違いだった』という評価を下しているのも素晴しいです。」と、その後フィードバックをもらいました。

自分の技術的な取り組みに対して、認めてくれたこともうれしかったですし、石立さんの技術に対する考え方などを聞く中で、このような役員がいる会社で働きたいと思い、テックファームに入社を決めました。

Q.入社後の新卒研修での学びを教えてください。

サービス視点を持つ

テックファームに2018年4月に入社して、新卒研修はトータルで約4ヵ月、その中で新卒の開発メンバーだけでプロジェクトを実装する仮プロジェクトと呼ばれる研修が約1ヶ月ありました。技術研修の時間もしっかりととってくれて、僕自身は知っていた内容も多かったですが、専門学校で2年間かけてやった内容を3ヵ月の研修でやるやり方や、どう教えるのか、また周りの人はどの部分で躓くのかなど、すごく勉強になりました。

技術研修以外でも、サービスデザインのことを学ぶ研修の際に「テックファームで働く人の『健康』にまつわる悩みを解決する」というテーマでサービスをつくり社員にむけて発表する機会があったのですが、役員をはじめ、色々なレイヤーの社員が聞きに来てくれました。

ここで技術顧問である小林にコテンパンに質問されて答えられなかったことがあるんです。それは、専門学校のときから言われていたこともあることだったのですが、「技術に興味があって、サービスに関心がない」ということでした。研修時も意識しなきゃとは思っていたものの実際には見えていなかったです。
具体的に、見なきゃいけないポイントとかユーザーがどういう風に増えていくとか、このサービスは何がウリなのかとか…。そういう視点が実際に頭になかったので、とても勉強になりました。

Q.現在の仕事内容と、どんなキャリアを目指しているか教えてください。

納得できるものをつくりたい

2018年4月に入社して8月に本配属になり、今はグッズアプリのサーバ側の開発をしています。技術的に新しい技術(Spring Boot)も使っていて、メンバーにも恵まれていると思います。プロジェクトは3人チームで、PM1名と開発メンバーの3年目の先輩が1名と、僕です。
レビューも細かい部分を見てくれたり、フォローして頂いたりと、すごく開発が楽しいと思って仕事が出来ています。

現場に配属され、今後も重視していきたいことは、ちゃんと納得できるものをつくりたい、納得して仕事したい、ということです。
もちろん、自分の考えや、自分が第一ということではないですが、周りとの兼ね合いも含めてここが一番ベストだなって自分で想えるところを探していきたいな、と考えています。
それから、自分が忙しくても頼られる雰囲気をつくることができるのは、今自分にないものなので目指したいところです。
現在のキャリアの志向としてはスペシャリスト志向ではありますが、マネジメントにも挑戦していきたいです。

将来像としては、頼られる存在、任せてもらえる人になりたいです。
これから、直接お客様と話す機会も増えていくなかで、自分のポリシーと照らしあわせ、ただ「ハイ」というだけではなく、ダメなことにはNOといえ、お客様といい関係が構築できる、意見を言い合えるエンジニアになりたいと思っています。

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