Q.エンジニアを目指したタイミングはいつでしたか?
技術的な強みを養い、専門性を高めたいと思った
エンジニアになると決めたのは、大学に進むタイミングでした。明確に「このサービスをつくりたい」という想いはなかったものの、日々の暮らしが良くなる、QOLを向上させること、世の中の情報インフラをつくることに関わってみたいと思っていました。
大学では、情報工学を専攻し、大学院に進むことも決めていました。リーマンショックだったことも社会背景に大きいのかもしれませんが、自分の将来を考えていくうえで、自分に強みをつけたいというか、技術的な強みや専門性のある知識は持ちたいと思っていました。専門性を高めたいと思い、大学院では工学研究科に進みました。
大学院では情報ネットワークの研究室に入り、ツリー型ネットワーク構造を研究していました。
具体的には、昔は今ほどネットワークの帯域が広いわけでもない、サーバーのスペック自体も良くなかったんですが、動画配信などを、いかに低遅延、低負荷で出来るかというストリーミング配信の手法を研究していました。
当時は動画配信もストリーミングが主軸ではなかったこともあり、動画コンテンツが出てきた世の中の流れだったこともあって、研究テーマとして面白そうだと感じて取り組んでいました。
研究テーマがネットワーク系だったこともあり、就職先はインフラに関わる会社が良いなと思っていましたが、新卒で入社した会社のはじめての配属先は、希望した案件への配属ではありませんでした。
とは言え、とても優秀なエンジニアの方にOJTについてもらって、技術を学ぶこと、色々なことを経験できることは面白かったです。また、今まで知らなかった業界の知識が身に付いたり、組み込み系のことも身に付いたり、領域は広く担当できていたのですが…。常駐あるある話かもしれませんが、帰属意識というものですかね。いったい自分はどこの会社の人間なのか、だんだんと分からなくなってきていました。
Q.どんなことがきっかけでテックファームに入社することになりましたか?
常駐の経験から自社内での開発へ。自分が一番成長できる環境へ飛び込む
前職でももちろん、お客様の近くで仕事ができる楽しさややりがいもありましたが、僕はもっとチームで仕事をしていく方が自分の成長につながるのではないか、と思ったのが転職のきっかけになりました。
転職先では、自社内で開発ができることや、もっと上流を経験したいと思っていました。自分が全ての工程を担当するわけではないものの、エンジニアとして、すべての工程を知った上で仕事をしていきたいと思っていたからです。
テックファームは、その環境が整っていたということに加え、面接でお会いした面接官の方々と一緒に働きたいなと思ったことが最終的な決め手です。
当時のことを鮮明に覚えているわけではないのですが、会話を楽しむことができたなと今振り返っても思います。中途なので、技術的なスキルについても聞かれているのですが、人となりを見てくれている感じがあって嬉しかったですね。
Q.テックファームに入社後どのようなお仕事をしてきましたか?
自分の想いがサービスに反映される
テックファーム入社時は、業務を抱えすぎてしまって失敗したこともありました。
入社2ヶ月目に、3つの案件を並行して担当することになり、プロジェクト毎に役割も全て違ったんです。プログラマー、システムエンジニア、プロジェクトマネージャーと全て役割の違うプロジェクトを担うことになりました。僕は好奇心も強く、自分にまわってきたものは全てやってみたくなってしまうんです。自分でどれだけできるかチャレンジもしたかったので、自分で手を挙げた分、途中で放棄したくもありませんでした。
ただ複数のプロジェクトを抱えた上、案件毎に役割が違うことで、気持ちの切り替えが大変でした。他の案件の進捗が気になり、集中できないことも多く、自分でコントロールすることが難しくなりました。最終的に、限界になる前に上司に相談をし、プロジェクトの数を減らして進めることになりました。
いま、一番やりがいを感じている部分はお客様と密にコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進められていることです。お客様との距離も近いので、元請けならではかもしれませんが、サービスに自分の想いも反映されていると感じることがあります。
それから、自社内に仲間がいるのはやはり心強いですね。社員も多くなってきていますが、顔も名前も分かるし、他のプロジェクトがどんな技術を使っているのかなど聞くと面白いし勉強になります。なかなか前職のときは自社内で交流を深めるということが難しい環境だったので、テックファームに転職してきてから、新卒メンバーと中途で入社した方には積極的に声をかけています。
Q.今後の目標について教えてください。
良いチームづくりのためには、感謝を伝えることが大事
テックファームに入社するとき、将来的には技術を専門とするよりも、自分はプロジェクト管理などの領域を広げていきたいと思っていました。
今、プロジェクトマネージャーとして、良い雰囲気でメンバーに開発をしてもらいたいと思っています。独りよがりではなく、精神的にも落ち着いて開発できるようなチームにしていきたいなと思っています。メンバーのモチベーションを保つことはとても難しいと思いますが、各作業においても、何のために今やっているのかの意味付けをしてあげながらフォローをしています。
また、一番大事にしていることは感謝の気持ちを必ず言葉で伝えることです。自分がいっぱいいっぱいになってしまうと、感謝が言えない状況になってしまうので、その状況はつくらないようにしていきたいです。個人としても新しい技術には積極的に取り組み、領域を広げていくことを目標にしていきたいです。
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